藤沢駅北口より徒歩6分。まり乳腺クリニック様2Fのレンタルスペースshanti placeで第1・第3木曜11:30〜14:30のみOPENしている精進スパイスカレー食堂。お1人様や親子づれなど幅広い層のお客様が訪れるが、比較的女性のお客様が多いそう。リピーターの方も多く、親しみを込めて「美味しかった!」「ごちそうさま」と笑顔で帰る方がたくさんいらしたのが印象的だった。
カウンター席に、テーブル席3つといったシンプルな作りながらも
落ち着きのある空間で、笑顔のご夫婦が迎え入れてくれる。
1.日替わりランチプレートとドリンクのセット1,650円 2.ビーツとカブのサンバル(赤いスープカレー) 3.白菜のポリヤル(ジャガイモ・ココナッツの炒めもの)4.ほうれん草クートゥ(豆とほうれん草のカレー) 5.レモングラスの香りがする白湯 6.岩塩とレモン汁をかけた生姜スライス 7.人参のチャトゥニ・小松菜とココナッツの炒め物 8.本日のVEGANケーキ450円と自家製マサラ豆乳チャイ
ランチメニューは、日替わりプレートの1種類。
3種類のカレー、チャトゥニ1種、副菜1種、ごはん、パパド(豆を材料としたおせんべい)を1プレートで提供してくれる。
決められたメニューを定期的に提供するのではなく、アーユルヴェーダとヨガの理論に沿って、季節やその日の天候などに合わせて作るものを決めているそうで、お米の種類も含め訪れるたびに違ったメニューを楽しむことができる。
また、お料理に使用されている野菜や豆、スパイスはすべて有機栽培(無農薬)。
健康と美味しさを大切にしているご夫婦の想いがつまっている。
今回いただいたのは、
・ビーツとカブのサンバル(赤いスープカレー)
・白菜のポリヤル(ジャガイモ・ココナッツと一緒に炒めたもの)
・ほうれん草クートゥ(豆とほうれん草のカレー)
・人参のチャトゥニ
・小松菜とココナッツの炒め物
・パパド
ごはんは、バスマティーライスという香りのある細長いインドのお米で、トリカトゥというスパイスふりかけがかけられている。
食事をいただく前に消化力を整え食事の準備をするアーユルヴェーダの考えのもと、運ばれてきたのは香りのついたお白湯。口を近づけると、スッと鼻を抜けていくレモングラスの香りが心地よい。
続けて、岩塩とレモン汁をかけた生姜スライスがスプーンで運ばれてきて、一口かじるとピリッとした刺激が口の中に広がる。これで食事の準備は万端。
ランチプレートは、ビーツの赤色や副菜の小松菜の緑色なども相まって色とりどりで目にも鮮やか。
初めて見るものばかりで、食べる前から楽しい気持ちになる。
それぞれの料理を、これもまた初めて出会ったバスマティーライスとともにいざ口に運べば、美味しいのはもちろんのこと、噛むたびに口の中に広がる新しい味との出会いに、驚いたり笑顔になったり新鮮な気持ちになった。
訪れた季節のためかココナッツを使用した料理が多い印象だが、どれも違ったテイストがあり、シーズンごとにまだまだ出会えていない味がある気がして繰り返し通ってみたくなった。
食後には、VEGANケーキとドリンクをオーダー。この日のケーキは、ブルーベリーとバナナのケーキ。アレルギーになりにくいスペルト小麦を使用しているこちらのケーキ。生地はしっとり、甘さは控え目で、一緒に頼んだ自家製マサラ豆乳チャイとハンドドリップコーヒーともとても相性がよく食事でお腹はしっかり満たされていたはずなのに、あっという間に完食をしてしまった。
ドリンクは、チャイや各種コーヒーの他にアーユルヴェーダのお茶が4種類あり、その中のパーソナル・スパイス・ブレンドティーはカウンセリングのもと、その日の体調に合わせてブレンドしたお茶を提供してくれるとのことで、一度試してみるのも良いかもしれない。
2014年、ヨガの勉強のために南インドに渡ったというご主人。修行で身を寄せていたお寺でいただいた食事に魅せられて料理を勉強、翌年カフェとして創業したそう。
「健康的な外食の選択肢として、皆さんに選んでいただけると嬉しいです」と笑顔で語るご主人の言葉がとても印象的だった。さらにベジタリアンやヴィーガン対応のお店がまだ少ない現状にも応えていきたいという思いを大切にされているそう。ぜひ予約して訪れてみてはいかがでしょうか。(A・Y)
【店名】ハリダーサ食堂
【住所】藤沢市藤沢965
まり乳腺クリニック2F
【営業時間】第1・第3木曜 11:30〜14:30
【URL】www.ayurveda-yoga-haridasa.com